書籍の中に入る図版には、大きく分けて2種類のデータがある。
- ベクトルデータ
- ビットマップデータ
ベクトルデータとは、点と線で表している図で、おもにグラフ、系図、地図など、トレースをする場合が挙げられる。
ビットマップデータとは画素の集合体で、その画素が何色かによって表す画像である。おもに写真、イラストなどが挙げられる。
ただし、この2種類のデータは融合させることができる。写真の上に線を付けたり、文字を入れたりする場合がこれに当たる。
上記2種類は作成するアプリケーションでも区別する。書籍の製作現場では
- ベクトルデータ:イラストレーター
- ビットマップデータ:フォトショップ
を主に使用する。
ただしアプリケーションの進化によってどちらでも可能な作業があったりするが、修正が入り手を加えることを考えると、図版の特性に応じて2つのアプリケーションを使い分けるのが望ましい。