素読み校正において、送り仮名の不統一は指摘しても、ある言葉を漢字にするか、仮名にひらくかの不統一まではふつう指摘しません。もちろん学術用語などで、その書籍や論文中において表記の統一が必要なものは、ばらばらでは困ります。そ […]

素読み校正において、送り仮名の不統一は指摘しても、ある言葉を漢字にするか、仮名にひらくかの不統一まではふつう指摘しません。もちろん学術用語などで、その書籍や論文中において表記の統一が必要なものは、ばらばらでは困ります。そ […]
自分の名前などをインターネット上で検索することをエゴサーチというようですが、先日、古書検索サイト「日本の古本屋」で「三秀舎」というキーワードで検索をかけてみました。すると港や書店という建築土木史や都市史料を主に扱われてい […]
文化庁編集『新訂公用文の書き表し方の基準(資料集)』には「内閣に係る公用文における拗音及び促音に用いる「や・ゆ・よ・つ」の表記について(通知)」という文書が収められています。これは1988(昭和63)年に出されたもので、 […]
駒込の六義園のそばに東洋文庫という東洋学の研究図書館があります。そこが2011年に「東洋文庫ミュージアム」という博物館をひらき、現在では研究者でない私達も楽しめる場所になっています。出版・印刷関係の博物館といえば飯田橋の […]
今年は文部科学省の内部で「こども」の表記を「子供」に揃えたというニュースがありました。校正者としては著者の表記に従い、同じ文章のなかで意図がわからない不統一があったときにえんぴつで疑問出しをするくらいなので、それによって […]
日本エディタースクールの出している『新編校正技術』によると、アメリカやイギリスで「執筆者・編集者・出版社などの組版規定の基準となっている」ものにシカゴルール、オックスフォードルールがあります(p. 535)。シカゴルール […]
英語の文章では、文の最初の単語の最初の文字や、固有名詞の最初の文字などが大文字になります。しかし書籍や論文などの「タイトル」においてはそれだけではありません。学術書の参考文献欄などをみればすぐに気が付かれると思います。普 […]